常磐線・石岡駅より分岐して、鹿島灘に近い鉾田駅まで非電化・単線の鉄道が通じていました。かつて、他の多くの地方私鉄がそうであったように、沿線住民の通勤・通学・用務の足としてだけでなく、生活物資の輸送にも活躍していました。
「鉾田線」は、それだけでなく航空自衛隊百里基地へのジェット燃料輸送という任務も担っていました。小口貨物輸送は国鉄民営化よりかなり前にほとんどの路線で消滅しましたが、タンク車による燃料輸送は国鉄がJRになっても続けられました。その燃料輸送も諸事情で廃止され、旅客輸送も年々利用者が減少して経営が困難となりました。高校生を中心とした沿線住民からの存続要望の声も空しく、2007(平成19)年3月末を以て運行を終了し、4月1日付で廃止となりました。
この記事は書きかけです。随時更新します。(2012.01.25)